自分を抱きしめる ― 愛は、内側から外側へ。No.18

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ようこそ、創作の庭へ。

ここは、あなたがあなた自身を一番に愛するための場所です。

「誰かのために」と自分を後回しにしてきたあなたへ、この物語を捧げます。

ポエムと動画:『自分を抱きしめる』

『自分を抱きしめる』

自分を抱きしめる
ぬくもりを知ったら
他人の涙も
優しく拭けるようになる
愛は、内側から
外側へ広がる

短編物語

抱きしめる温もりをイメージしたアイキャッチ画像

雪乃(ゆきの)は、いつも周囲の期待に応えようと必死だった。

誰かが困っていれば助け、悲しんでいれば声をかける。

しかし、そうすればするほど、彼女の心は冷たく乾いていくようだった。

ある冬の夜、雪乃はふとした瞬間に自分の両腕で自分の肩を抱きしめてみた。

最初はぎこちなかったけれど、じっとしていると、自分の体温がじんわりと伝わってくる。

(ああ、私、こんなに冷えていたんだ……)

その小さなぬくもりを感じながら、彼女は自分に「お疲れ様、よく頑張っているね」と心の中で語りかけた。

すると、固まっていた心がゆっくりと解け、涙があふれ出した。

自分を慈しむということが、これほどまでに安らかなものだとは知らなかった。

翌日、職場で肩を落としている後輩を見かけたとき、雪乃の中に不思議な変化が起きていた。

以前のような「義務感」ではなく、自分の中に満ちた温かな泉から、自然に優しさが溢れ出したのだ。

後輩の涙を拭い、そっと背中に手を添えたとき、雪乃は確信した。

愛は、自分を犠牲にして差し出すものではない。

まずは自分を抱きしめ、満たされた心の端から、自然と外側へと広がっていく光なのだと。

楽曲に込めた祈り

自分を愛することは、わがままではありません。

あなたが自分を抱きしめるそのぬくもりが、巡り巡って誰かを救う光になります。

この曲を聴きながら、今夜は両腕を自分に回し、その鼓動を静かに感じてみてください。